2020.08.14
商品・成分

カラダのために、もっと摂りたい食物繊維のお話

食物繊維ってよく耳にするけど、どんな成分で体にどういいのかよく知らない。そんな方も多いのではないでしょうか?野菜や海藻類などに多く含まれる成分であることは知られている通りですが、「お腹の調子を整える」という特徴は、食物繊維のほんの一部の働きにしか過ぎません。今回は、私たちの健康に欠かせない食物繊維の魅力をご紹介します。

そもそも、食物繊維って?

食物繊維は、胃や小腸で消化・吸収されずにそのまま大腸にまで到達し、やがて便となって体外へ出ていきます。そう聞くと、体に何もいいことがなさそうですよね…。実際、食物繊維は、体に不要な「食べ物のカス」として扱われていたことも。
でも最近では、食物繊維には便通を整える働きをはじめ、健康に関わるさまざまな働きがあることが分かってきています。今では、5大栄養素(炭水化物・脂質・たんぱく質・ミネラル・ビタミン)にならぶ「第6の栄養素」と呼ばれ大注目です。「食べ物のカス」から大躍進ですね!

1日の摂取目標量ーあなたは足りていますか?ー

生活習慣病の予防など健康を維持するために、食物繊維はしっかり摂りたい栄養素です。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、一日に摂取すべき食物繊維の量は、女性18g以上 男性21g以上(いずれも30歳〜64歳)とされています。でも実際は、「平成30年 国民健康・栄養調査」では、男女問わず全ての年代で不足していることが分かっています。
また、食物繊維には、水に溶けるものと溶けないものがあり、それぞれ働きが異なります。そのため、食材に含まれる食物繊維の特徴を知って偏り過ぎないようバランス良く摂るようにしましょう。

食物繊維グラフ2.jpg


食物繊維の働き

水に溶けない食物繊維

■便通を解消する
食物繊維の中でも水に溶けにくいものは、胃や腸で水分を吸収して膨らみ便の容量を増やします。膨らんだ便は、腸を刺激して腸の動きを促すことで、排便を助けます。

食物繊維の食材.jpg

水に溶ける食物繊維

■腸内環境を整える
水に溶ける食物繊維は、大腸内にすんでいる細菌によって発酵・分解され善玉菌のえさになります。それにより、腸内で善玉菌が増え腸内フローラ(腸内にすむ菌のバランス)を良い状態へと導きます。

■食後に血糖値が急上昇するのを抑える
食後は、摂取した糖質によって血糖値が急に上がってしまいます。水に溶けやすい食物繊維は、体内でネバネバになり、食べ物が胃から小腸へゆっくり移動するため、満腹感が持続します。また、糖質が吸収されるスピードを穏やかにします。

■血液中のコレステロール濃度を抑える
小腸でコレステロールを吸着して体の中に吸収されるのを防ぎ、そのまま体の外に排出します。

食物繊維の食材2.jpg
こうしてみると食物繊維は、健康のカギとも言われる腸の働きを整えるだけでなく、肥満や脂質異常症(高脂血症)をはじめ、糖尿病や高血圧など生活習慣病の予防・改善が期待できることが分かります。あなたは、食物繊維のどの働きに興味がありますか。

TOPICS

これまでになかった次世代の食物繊維  
ユーグレナEOD-1株由来のパラミロン

太古の昔から生きてきたユーグレナ。
ユーグレナに含まれる特有成分である食物繊維「パラミロン」は、水に溶けない食物繊維ですが、実はその枠には留まらないパワーをもつ可能性がある“次世代の食物繊維”です。
これまでの食物繊維は、体内で水を吸って膨らんだり、水に溶けてネバネバして働くもの(第一世代)や体内で発酵の力を借りて働くもの(第二世代)がありました。
ですが、パラミロンは、それらとは異なる働きで腸をきたえ、体の奥から健康維持をサポートするのです。
特にユーグレナEOD-1株は、パラミロンの含有率が70%以上。一般的なユーグレナが10%程度なのに比べ、圧倒的な含有量です。これまでの食物繊維としての働きもしつつ、ヒト臨床実験で「疲労感※1を軽減する」機能が証明されているEOD-1株由来のパラミロン※2
第三世代の食物繊維として、今後も新たなパワーに期待がかかるユーグレナEOD-1株由来のパラミロンに、ますます注目が集まっています。

パラミロン01.png

1 疲労感とは日常生活の身体的疲労感のことを指します。
2 ユーグレナグラシリスEOD-1株由来パラミロン(β-1,3-グルカンとして)

食物繊維って不思議ですね。まだまだ秘められたパワーがありそうです。今後もミカレア通信で最新情報をお届けしますので、チェックしてみてください!

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