「いつまでも若々しくいたい」と思っていても、年齢を重ねると体が衰えたり外見が変わっていきます。そんな変化を「歳だから仕方ない」と思っていませんか?しかし実は、「加齢=老化」ではありません。例えば、同窓会で若々しい人もいれば、老けて見える人もいますよね。同じ歳なのに、どうしてでしょう?今回は「加齢」と「老化」の違いと若々しさを保つ秘訣をご紹介します。
「加齢」と「老化」、どう違うの?
「加齢」は、人が生まれてからどれだけの時間が経ったかを示すもので、生年月日が同じ2人は50年後にはともに50歳になります。一方「老化」は、加齢にともない体の機能や外見が衰えていくこと。同じ年齢でもシワや白髪が多くて老けて見える人もいれば、肌や髪にツヤがありハツラツと若々しく見える人もいますよね。つまり、加齢は誰もが平等に同じスピードで進みますが、老化は個人差があるのが大きな違いです。ここで大切なのが、加齢を遅らせることはできませんが、老化は心がければケアできるということ。そのために、まずは「老化」の原因をきちんと知っておきましょう。
老化は「活性酸素」による体の「酸化(サビ)」が原因
人間は呼吸によって取り込んだ酸素を消費する際に、体内で活性酸素という物質が生成されます。この活性酸素は強い酸化力を持っており、細菌やウイルスを撃退する働きがあります。一方で、増え過ぎると健康な細胞を傷つけて体を酸化(サビ)させてしまいます。切ったリンゴが空気に触れると酸化して茶色になるのと同じように、人の体も酸化してしまいます。活性酸素による体の酸化は、シワやシミなどの見た目の老化だけでなく、糖尿病や脂質異常症、動脈硬化などの生活習慣病をはじめガンなどの疾病にもつながります。アンチエイジングや健康維持には、活性酸素による体の酸化を抑えることが大切なのです。
活性酸素が過剰に増える原因とは?
活性酸素が増える原因は、過度の運動や強いストレス、タバコやアルコールの過剰摂取、睡眠不足などの生活習慣が深くかかわっています。老化に個人差が出るのは、日々の過ごし方により活性酸素の増え方が人によって違うからです。また40歳以降、活性酸素を分解する抗酸化力が急激に衰えてしまうため、歳を重ねるほど活性酸素への対策をしっかり考える必要があると言えます。人間は生きている限り活性酸素を生み出し続けます。だからこそ、活性酸素を余分に増やさないようにする必要があるのです。
生活習慣を見直して、活性酸素による体の酸化(サビ)を防ぎましょう!
生活習慣を見直すことで、活性酸素の過剰な増加を防ぐことができます。ぜひ実践して体のサビを抑えましょう!
抗酸化物質を含む食品を摂る
体の酸化を抑えるためには、抗酸化物質を含む食材を摂るのが効果的。抗酸化物質には、ビタミンCやビタミンEをはじめ、ポリフェノールやミネラル、カロテノイドなどがあります。そしてユーグレナ特有の健康成分「パラミロン」も抗酸化機能があります。これらの成分を積極的に摂りましょう。
【ビタミンC】を多く含む食材
ブロッコリー・パセリなどの緑黄色野菜、キウイ・いちご・レモンなどのかんきつ類 など
【ポリフェノール】を多く含む食材
プルーン・りんご・赤ワイン・コーヒー・緑茶・紅茶 など
【ミネラル】を多く含む食材
わかめ・のり・昆布などの海藻類、桜えび・うるめいわしなどの魚介類、納豆 など
【カロテノイド】を多く含む食材
パプリカ・トマト・ほうれん草・みかん など
適度な運動を習慣化する
適度な運動を習慣化することで活性酸素への抵抗力を高めることができます。運動習慣のない方は、散歩や自宅でできる簡単なエクササイズから始めてみましょう。慣れて余裕が出たら時間や距離を長くするなど楽しみながらステップアップ♪また、通勤時に駅まで歩いたり、自転車をやめて徒歩で買い物に出かけるなど、日常生活の中で「少しでも体を動かす」ことを意識して実践するのもおすすめです。
禁煙・適度な飲酒を心がける
タバコを1本吸うと、人間が1日に生み出す約10万倍もの活性酸素が体内に発生すると言われています。さらに、タバコには抗酸化物質であるビタミンを破壊する成分も含まれているためタバコは控えるようにしましょう。
また、飲酒するとアルコールを分解する際に活性酸素が発生するため飲み過ぎは要注意。厚生労働省では「節度ある適度な飲酒」として1日平均、ビールなら中瓶1本500ml、清酒なら1合180mlとしています※。これを目安に適度な飲酒を心がけましょう。
※参考:厚生労働省 「健康日本21 アルコール」
紫外線を防ぐ
紫外線を浴びると皮膚細胞で活性酸素がつくられ酸化を引き起こし、シミやシワの原因になります。晴れの日はもちろん、曇りや雨の日でも紫外線は1年中降り注いでいます。夏ではないから、晴れていないからといって紫外線対策を怠らず、外出の際は帽子や日傘、サングラスの着用などを心がけ、紫外線を防ぎましょう。
ストレスをためない
イライラしたりストレスがたまると、血流が悪くなり活性酸素が発生してしまいます。若々しい心身を保つために上手にストレスを発散しましょう。ストレス発散のコツは、1日の中で「リラックスできる時間」を必ず設けること。お風呂で心身を癒す、趣味に没頭する、友人と電話で話す、軽い運動で汗を流す、お気に入りの動画を観る…。自分に合ったものを見つけて、ココロとカラダを癒しましょう。
意識を変えて実践すれば、体のサビを抑え若々しさを維持できます。ぜひ、今日から始めましょう!
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