秋は過ごしやすい時季ですが、気温も湿度もぐっと下がり肌が乾燥しがち…。寒い時季の乾燥対策は、スキンケアなどの“外側から”のケアだけでなく、“内側から”のケアをプラスすることが大切です。今回は、乾燥に負けない肌づくりの方法をご紹介します!
寒い時季は、どうして肌が乾燥するの?
肌の乾燥は湿度に大きな影響を受け、湿度が50%以下になると肌表面の角質層の水分が急激に蒸発をしはじめます。ですが、外気の湿度は秋から下がりはじめ、10月以降は30%を下回ることも。室内では暖房を使用するため、お部屋の空気はさらに乾燥しがちになります。さらに、近年ではヒートアイランド現象(郊外に比べ、都市部ほど気温が高くなる現象)によって、都市部の乾燥化はますます進行しています。
肌を乾燥させてしまうと、肌が新しく生まれ変わる「ターンオーバー」の周期が乱れてしまい、外部刺激から守るバリア機能が低下するため、肌荒れなどのトラブルが増えてしまいます。
“外側から” プラス “内側から”のケアで、乾燥に負けない潤い肌へ!
〜外側からのケア〜
【対策1】 丁寧なスキンケアで肌にたっぷりの潤いを
化粧水や乳液などがしっかり浸透するよう、まずはクレンジングや洗顔で肌を清潔にすることが大切です。ただし、乾燥しやすい時季は肌の皮脂量が減っているため、必要な皮脂まで落とさないことが肝心。しっかり泡立てた洗顔料でやさしく洗いましょう。洗顔後はすぐに、化粧水や乳液で潤いをチャージ。さらにクリームでフタをすると保湿効果が高まります。
【対策2】 室内の湿度を40〜60%に保ちましょう
室内で暖房を使用し室温が上がると、湿度は低下してしまいます。暖房使用時には加湿器などを使いましょう。濡れタオルを吊るしたり、お湯を入れた器や観葉植物をお部屋に置くのも効果的。湿度をこまめに確認しながら、40〜60%を維持しましょう。
〜内側からのケア〜
【対策1】 お手軽ケアで血行を促進
乾燥対策には、全身の血行を良くすることも効果的です。ご自宅やお仕事の合間に手軽にできるケアをご紹介します。
■手軽に血行を改善「耳マッサージ」
耳には、血行促進に効果のあるツボやリンパ腺が密集しています。下記の要領でマッサージしましょう。
・耳をつまんで揉む……耳の上に人さし指を、耳の下に親指をそえて挟み、つまむように揉む。(両耳とも)
・耳の周りを押す……耳の周りを、親指でくまなく押す。(両耳とも)
■座ったままできる「つま先・かかと上げ」
①両足のつま先を床につけ、両足のかかとを上げる。
②両足のかかとを下ろし、つま先を上げる。
①②を10回繰り返す。
【対策2】 マッサージで腸内環境を整える
肌の調子は、腸と密接な関係があるのをご存知ですか?健康な肌は細胞がターンオーバーを繰り返していますが、腸に悪玉菌が増えると腸内環境が悪くなり、有害物質が全身に送られて肌トラブルの原因に…。腸内環境を整えるためには“腸ツボマッサージ”がおすすめです。
ミカレア通信 元気スイッチをオン!腸ツボマッサージ健康法
【対策3】 美味しく食べて保湿力アップ
■タンパク質や良質な油を摂りましょう
アミノ酸を含むタンパク質を十分に摂ることで、肌本来の保湿力を高めることができます。肉や魚、乳製品、卵、大豆製品など、タンパク質が豊富な食材をしっかり摂るよう心がけましょう。また、肌の潤いは、皮脂や細胞間の脂質などでも保たれているため、適度な油分を補給することも大切です。ただし、油なら何でもいいというわけではなく、体内で生成されないオメガ3を含む油を摂ることが大切だといわれています。オメガ3は亜麻仁(あまに)油、エゴマ油、くるみ、青魚に豊富に含まれています。毎日の食事に上手く取り入れてみましょう。
■保湿に欠かせないセラミドを補いましょう
セラミドとは、肌の角質層に存在する成分で、角質細胞同士のすき間を満たし、水分を保って肌のコンディションを整える働きがあります。乾燥に負けない肌づくりには、保湿成分のセラミドを摂って体の内側からケアすることも大切です。こんにゃくや米(米ぬか)、小麦、大豆、ひじき、ワカメなど、セラミドが豊富な食材を積極的に摂りましょう。また、手軽にたっぷりのセラミドが補えるサプリメントもおすすめです。
セラミドが補えるサプリメントについてはこちら▶▶https://www.micarea.com/products/ceramide/
できることから始めて、乾燥の時季も潤いある美しい肌を維持しましょう!
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