2022.01.20
健康・美容

冷え性を改善する 3つの「温活」 のコツ

「冬になると、手足が冷えてつらい…」「布団に入っても体が冷えて、なかなか寝つけない…」そんな冷え性のお悩みは、毎日の生活を少し見直すだけで改善できるかもしれません。今回は、手軽にできる「温活」のコツをご紹介します。

そもそも、どうして冷え性になるのでしょう?

冷え性は、体の血流が悪くなることが主な原因です。血行不良は、加齢や運動不足による筋力の低下をはじめ、偏った食生活や生活習慣の乱れ、ストレスによる自律神経の乱れなどで引き起こされます。血行が悪くなると、体が冷えてしまうだけでなく、体に必要な酸素や栄養素が全身に行き渡らなくなったり、老廃物が排出されにくくなるなど、さまざまな不調が現れます。

また、冷え性は万病の元と言われ、放っておくと深刻な病気につながることも…。健康を維持するためにも血行不良のサインを見逃さず、「温活」を生活に取り入れてみてください。

【血行不良のサイン】

☐ 手足が冷たい ☐下半身が冷える ☐ 目の下にクマができやすい
☐ 肩がこりやすい ☐ 便秘になりがち ☐ 吹き出物が出やすい
☐ あかぎれ・しもやけになりやすい ☐ 肌の色が悪くなる ☐ 休んでも疲れがとれない

冷え性の原因「血行不良」を改善する3つのポイント

食生活に気を配って血行促進しよう!

食事量が少ないと体が冷えやすくなり、特にたんぱく質不足は冷えを悪化させます。バランスの良い食事を基本に、肉、魚、卵、大豆製品などのたんぱく質を毎食摂取するよう心がけましょう。

また、食材には体を温めるものと冷やすものがあります。野菜であれば、寒い地域原産の冬が旬の根菜類は体を温め、暖かい地域原産の夏が旬のものは体を冷やすとされています。例えば、ニンジンやカボチャ、タマネギ、レンコン、ジャガイモなど体を温める食材をしっかり食べるよう心がけましょう。生姜や唐辛子などの香辛料を上手に取り入れるのもおすすめです。

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体を冷やす生活習慣を見直そう!

■目覚めの飲み物は「白湯」に

目覚めの水分補給は冷水などの冷たい飲み物ではなく、温かい白湯を飲みましょう。白湯を飲むことで胃や腸などの消化器やそれらに隣接する内臓が温まり血行が促進。血流がよくなることで消化器の働きが活発になり、腸のぜん動運動が促され便秘の解消などデトックス効果も期待できます。白湯は冷え性の改善だけでなく、健康にも美容にも◎です。

■お酒の飲みすぎは冷えの原因に

お酒を飲むと顔が赤くなって体が温まったと感じる人が多いかもしれません。実際に体温も上昇しますが、実は体の表面に近い血管から熱が放出され、体は次第に冷えてしまいます。また、お酒を飲み過ぎると、アルコールが分解される際に体内の水分が使われ血流は悪化…。さらに、肝臓機能の低下は体の冷えにもつながりますので、お酒は適量を心がけ、休肝日を設けて正しくつきあいましょう。

■スマホやパソコンは就寝30分前までに

スマホやパソコンなどの画面が発するブルーライトは脳に強い刺激を与えます。就寝前にブルーライトを浴びると、体を活発にする交感神経が優位になり、なかなか寝つけなかったり、睡眠の質が下がり睡眠不足に…。良い睡眠がとれないと、血行不良を招き体がますます冷えてしまいます。心身がスムーズにリラックスモードへ切り替わるよう、就寝30分前はスマホやパソコンを見るのをやめましょう。

お手軽運動で血行をよくしよう!

筋肉は全身に血液を届けるためのポンプのような役割を果たします。そのため、筋肉量を増やすことで体を効率良く温めることができるのです。体の中の大きな筋肉は太ももやおしりなので、下半身を鍛えることで効果的に筋肉量を増やすことができます。筋トレなんて、時間も体力もない…という方もご安心を。テレビを観ながらスクワットをしたり、洗い物をしながら、かかとを上げ下げしたり、「お手軽ながら運動」でOK!また、お出かけの際にできるだけ階段を使うようにすることでも下半身の運動に。大切なのは、毎日続けて筋肉を刺激し鍛えること。ぜひ今日から始めましょう。

『家事をしながら「宅トレ」しよう 』記事はこちら

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毎日の生活を少し見直すことで、血行をよくすることができます。冬を快適に過ごすためだけでなく、健康や美容のためにもぜひ「温活」をはじめましょう!

ぜひお読みください!

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