2021.07.30
健康・美容

見直そう!不安疲労を増加させる、ざんねんな生活習慣とは?

「何となくだるい」「やる気が出ない」「ストレスを感じやすい」…。
それは、ひょっとしたら「不安疲労」の現れかもしれません。
「不安疲労」とは、コロナ禍により続く不安や生活環境の変化によるストレスから生じる、新しいタイプの疲れ(不調)です。不安疲労になると身体的にも精神的も疲れを感じやすくなるため、早めのケアが必要です。(パラミロン研究会「不安疲労実態調査」(20211月実施)より)。

何気ない毎日の暮らしのなかで、当たり前にしていること。
実は、そこに不安疲労を増大させる行動や習慣があるのかもしれません。
やってしまいがちな「習慣」とその「見直し方」をご紹介します。
心と体の健康維持のためにぜひ、参考にしてください!

もしかして体に逆効果!?「ざんねんな生活習慣」

 1 毎朝、大音量の目覚ましで起きている

絶対に起きないといけないというプレッシャーから、目覚ましを大音量に設定していませんか?
安眠中、突然に耳元で大きな音がなると、反射的に交感神経がオンになって心拍と血圧が急激に上昇↑。
自律神経に悪影響を与えてしまいます。

 見直しポイント 
夜更かしを控えて早めに寝るように心がけ、理想は「アラームに頼らずに起きる」ことです。
朝日を浴びることで体の機能は自然に起きていきます。
自然の明るさで目覚められるよう、寝室に日差しが入るようにカーテンを少し開けておくのが良いでしょう。
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 2 運動をして大量の汗をかくようにしている

健康のために、週に1回は汗を流し、体を鍛えるという方も多いのではないでしょうか。
体に負荷をかけるハードな運動で汗をたくさんかくと、身も心もスッキリし、デトックスしたような気持ちになり、達成感も生まれます。
ですが、汗とともに出る体の老廃物は、わずか1%以下にしかすぎません。
爽快感はあっても、翌日に疲労が残っていることもあるのです。

 見直しポイント 
ハード過ぎる運動で大量の発汗を促すのではなく、
気持ちよく汗がにじむ10分程度の運動(運動前の心拍数+20%以内)にとどめるのが良いでしょう。
また、吐く息を長くすることで副交感神経が優位になりリラックスできます。
運動後には意識して吐く息を長くしましょう。
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 3 運動後に冷たい水を飲んでいる

運動後には失われた水分の補給は必須ですが、冷たい水を飲むとかえって疲労を大きくする可能性があります。
運動後は発生した熱により、体温が上がっています。
その状態で冷たい水を飲むと、腸内から体温が急激に下がり、体温調節のために自律神経がフル稼働。
それにより、疲れが増してしまうのです。

 見直しポイント 
冷たい水を飲むのもたまには良いですが、なるべく体温に近い常温の飲み物で水分を補給しましょう。
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 4 昼間、スッキリするまで仮眠をとるようにしている

昼間に感じる疲労感を解消するために、仮眠はおすすめですが、「よく寝た!気持ちよかった!」と満足するまで仮眠をとってしまうと、夜の睡眠の妨げとなり、眠れない夜になってしまうことも…。
夜間に眠れなくなってしまうと元も子もありませんよね。

 見直しポイント 
仮眠はきっちりと時間を決めて、30分以内に収めるのが良いでしょう。
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 5 デトックスのために、30分以上の長風呂をしている

お風呂に入るとストレスが緩和され、心も体もリラックスした状態になります。
ただし、長時間入浴してしまうと交感神経が優位になり脳が興奮状態になります。
この状態で布団に入っても、なかなか眠ることができない…ということがあります。

 見直しポイント 
リラックスには全身浴で10分程度、半身浴で20分程度がおすすめです。
また、入浴時間が短くても42度以上の熱い湯船だと交感神経が活性化してしまうため注意が必要です。
疲労感の軽減には、就寝30分前に40度程度のお風呂に入ることが効果的です。

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 6 暑い日でも睡眠中はエアコンをつけないでいる

体本来の機能を維持するには、暑い時に汗をかくことも大切です。
ですが、睡眠中にも体温調整の仕事が増えてしまうと、体が休むことができず睡眠の質まで低下してしまいます。
熱帯夜は寝つきも悪くなり、朝起きたばかりなのに疲れを感じることが増えてしまいます。

 見直しポイント 
暑い日にはエアコンを活用し、室温を快適に保ちましょう。
環境を整えることで睡眠の質が上がり、朝に感じる疲労感の軽減につながります。
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 7 元気を出したい時は、焼肉などのスタミナ料理を食べるようにしている

疲れているからといって、焼き肉やうなぎなどを食べる習慣はありませんか。
疲れている時に脂がのったものを食べると、実は胃腸に大きな負担をかけ余計に疲れてしまうことがあるのです。

 見直しポイント 
疲れを感じる時にこそ、胃腸を休めるために消化・吸収しやすいおかゆなどがおすすめです。
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 8 高たんぱく・低糖質の食事を心がけている

健康やスタイル維持のために、たんぱく質を積極的に摂取し、糖質を抑えることを心がけてはいませんか。
実は、それをすると良くないことも…。
たんぱく質が腸内の有害菌のエサになり、糖質を極端にカットすることによって糖質に含まれる食物繊維が不足してしまいます。その結果、腸内の有用菌のエサが足りなくなり、腸内環境が悪化し、脳にも悪影響を及ぼします。何事もやり過ぎは禁物ですね。

 見直しポイント 
偏食せずに、発酵食品や食物繊維など、意識して色々なものを食べることが大切です。
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3番、7番、8番では、腸に負担がかかることから、不安疲労にもつながっていると考えられています。
実は、腸と脳は相互に関わっているため、「第二の脳」といわれる「腸」のケアも大切になるのですね。
やりがちな「ざんねんな生活習慣」を今日から見直し、不安疲労を解消して心身ともに元気な毎日を送りましょう!

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